統合失調症を中心とする精神疾患の早期発見・早期治療、入院から社会復帰、また社会復帰後のフォローとしてのデイケア・訪問看護・地域支援まで、チーム医療を中心とした治療体系で、精神科医療の確立と実践を行っています。
全10室アパートタイプの自立を支援する福祉施設です。退院後、さまざまな理由で自宅へ帰れない場合や、一人暮らしが難しい方に住居を提供し、自立へ向けて指導やサポートをしています。
福祉ホーム「くすのき」は平成2年7月に病院敷地内に開設された社会復帰施設です。福祉ホームとは単身生活など自立を目指す精神障害者が一定期間利用し、自立へ向けた準備や訓練を行っています。福祉ホームとしては神奈川県内では第1号となる開設でした。入居期間は原則2 年。最大1年の延長が可能です。
設備としては、2 階建てのアパート風の建物に6 畳の和室に風呂、トイレ、調理設備を備えた居室が10 室、共同利用設備として調理設備を備えた娯楽室、ランドリールーム、事務室を設けています。居室は一人一室で使用し、単身アパート生活に近い形で生活していきながら、スタッフが生活、仕事、今後のことなどの相談にのったり、自立に必要な支援を行ったりしています。くすのきの管理人は、開設した当時は常駐していましたが、入居者の状況や法人組織の状況に合わせて非常勤や兼務スタッフなどが担当してきました。
退院後、すぐに一人暮らしをすることが不安な方が生活するワンルームアパートです。
外来・訪問看護・デイケアセンターなどのスタッフが常に連携して、自分一人でも食事や洗濯などの家事を行いながら、より自立した生活を送れるよう支援しています。